走っている人、よく見かけるけど・・・?
みなさん、走ってますか? 運動してますか?
近頃のランニングブームもあって市民ランナーは増加傾向にあり、いたるところでジョギングしている人を見かけます。でも注意深く見てみると、走っている人の多くはそれほどスレンダーでもないことに気がつくことでしょう。
フィットネスクラブやプールでも同じようなことが観察できます。ひどくTシャツを濡らしたぽっちゃり体型の方がランニングマシーンの上で苦悶していたり、シロナガスクジラのような肉塊が悠然と水面を揺らしていたり・・・。
すみません。ちょっと言い過ぎました。
実際、どれだけカロリーを消費できるのか
でも、みなさんが痩せることを目的に運動をしているとしたら、それって実は非効率なことなんです。はっきり言って、お金と時間の無駄。時代遅れの苦行みたいなものです。
どういうことかと申しますと、運動によるエネルギー消費量は実はごくわずかなんです。たとえば、ランニング30分で消費するカロリーはたったの200キロカロリーと言われています。
体脂肪は1キログラムあたり7200キロカロリーに相当するので、体重を1キロ落とすには単純計算で18時間も走らなくてはなりません。
1日や2日でそんなに走れるわけがありませんし、グズグズしているうちにご飯を食べてカロリーの補充もしてしまいます。これではいつまでたっても痩せられるはずがありません。
痩せるにはどうしたらいいのか?
結局のところ、どうやったら痩せられるのかといえば、食生活をコントロールする以外にありません。
でもよく考えてみると、常人では考えられないほど過酷な運動をしているであろうボクサーや柔道家の方々も減量するとなると食事制限をしているわけですから、当然といえば当然です。
はっきり言ってしまえば、食事をコントロールできさえすれば、一秒たりとも運動をしなくても痩せることはできるのです。
じゃあ運動にはまったくダイエット効果はないのか?
もちろん運動が無益だとは言いません。運動には血流改善の効果があります。血の巡りの悪さは多くの病気や不調の原因となりますから、適度で適切な運動をすると病気になりにくい体になります。
また、血流が改善された結果、代謝がスムーズになって、痩せやすい体質に変わっていきます。
「痩せる」というのはあくまでも運動の2次的な効果だということをよく認識すべきです。
また、運動をしたところですぐに血流改善や体質改善の効果がみられるわけではない、ということをよく理解しておくべきです。
日々の習慣として楽しんで体を動かしているうちに、いつの間にか健康体になり、いつの間にかスタイルもよくなっている、というのが理想的ですね。


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